【脂肪が落ちるメカニズム】分解と燃焼のしくみを簡単に解説します。
体脂肪をおとしていくためには、脂肪を分解、燃焼する必要があるとよく言われますよね。
今回の記事では、脂肪が落ちるメカニズムについて、イラストを使って詳しく解説していきます。
脂肪が落ちるメカニズム
「まず初めに脂肪が燃焼される簡単なメカニズムからご紹介していきます」
脂肪の分解と燃焼
「脂肪を減らすために必要なのは、分解→燃焼のメカニズムなのです」
身体でエネルギーが必要になると、脳からカテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)という脂肪動員のためのホルモンが分泌されます。
カテコールアミンの働きによって、脂肪分解酵素であるリパーゼが活性化。
脂肪は脂肪酸とグリセロールに分解され血液中に放出されます。
このうちエネルギーになるのは主に脂肪酸の方。いわゆる遊離脂肪酸です。
この遊離脂肪酸が筋肉や各臓器に運ばれ、組織内のミトコンドリアで代謝されエネルギーに変換されます。
これが脂肪の分解と燃焼です。
使われなかった遊離脂肪酸は再び体脂肪へ
この時、各組織で使われずに余った脂肪酸はどうなるのか。
実は余った脂肪酸は肝臓へと送られ、再び脂肪に合成され全身に蓄えられます。
つまり、いくら脂肪の分解を促進しても、必要量が増えなければ脂肪は落ちないということ。
「体脂肪は燃焼しないと落ちません」というのはこういうことなんですよね。
よく痩身系のマッサージなどで、「マッサージで脂肪を溶かして尿や弁として排出」なんてことが言われていますよね。
でも、残念ながら脂肪は燃焼しないと元の位置に戻ってくるんです。
「脂肪を減らすには、ちゃんとエネルギーを消費しないといけないということなんですね」
脂肪の分解と燃焼のまとめ
脂肪はホルモンと酵素の働きによって分解。
その後、血管をめぐって全身の細胞のミトコンドリアでエネルギーに変換される。
これが、脂肪燃焼のメカニズムです。