ハリのある肌とたるんだ肌を分けるもの
お肌のハリは、美容においてすごく大切なポイントですよね。
そして同じくらいのカラダの太さでも、張りのあるピンと張ったお肌の人もいれば、なんだかぶよぶよして張りのない方もいる。
何が張りのあるお肌とたるんだお肌を分けているか、知っていますか?
実は”筋肉”なんです。
今回の記事ではどうしてお肌のぴちぴち感に差が出るのかを解説していきます。
お肌のハリは筋肉の割合が大切
「同じようなカラダの太さの人でも、筋肉と脂肪の割合は人それぞれです」
体重やからだの太さは同じくらいなのに、カラダのハリ感が全然違うことってよくありますよね。
両者の違いを分けているものは何なのか。
わたしたちの身体の太さを決めるのは、筋肉量、脂肪量、骨量などの要素があります。
この中で、自分たちの意志でコントロールできるのは筋肉と脂肪。
そして筋肉の割合が多い人もいれば、脂肪の割合が多い人もいますよね。
この筋肉と脂肪の割合が、お肌のハリにも影響を与えているのです。
実は太さに対して筋肉量の割合が多い人ほどお肌に張りが生まれやすいんです。
脂肪の割合が多い場合
脂肪はとても柔らかい組織です。
重力に対して逆らうような弾力はなく、多くなると重力に引っ張られて垂れてくる。
そして脂肪組織が肥大すると、いわゆる”セルライト”も増えてきます。
このように、見た目にぶよぶよした感じの人の組織構造は、脂肪の量が多くなっています。
「私、最近食べ過ぎてこんな感じになってきちゃいました・・・」
筋肉の割合が多い場合
対して筋肉量の割合が多い場合はどうでしょうか。
筋肉は張りのある組織なので、重力に負けて垂れてくるということがありません。
筋組織が肥大しても、セルライトのような表面のぼこぼこ感が出ることもない。
筋肉の割合が多く脂肪が多すぎない人は垂れることなく、張りのあるお肌になるのです。
「ジムで見てても、しっかりとトレーニングをしている方はいくつになっても張りのあるカラダを維持していますね」
「30代くらいからからだのハリが失われていくのは、筋肉量が減って脂肪の割合が増えていくからなのです」
脂肪を減らすことが必ずしもお肌のハリをつくる方法ではない
お肌のハリに影響を与える要素として、皮膚の存在も忘れてはいけません。
例えば、すごく太っていた人がダイエットで細くなった場合。
細くなってもなんだかたるんだ感じが出てしまうことがあります。
それは、急激に細くなることで、もともと脂肪で引き延ばされていた皮膚が余ってたるんでしまうことが原因だと考えれらます。
太っている人の場合、単純なダイエットだけでは張りのあるお肌は作れないのです。
では、どうすればいいのか。
この時も筋肉が役に立ちます。
筋肉でカラダにボリュームを出すことで皮膚のあまりを最小限に抑えてあげれば、皮膚が余ってたるむということが起きにくくなるんです。
「もちろん、かなりの肥満状態からのダイエットではどうしても皮膚のたるみは出てしまいます。それでもしっかりと筋肉量を維持することで、たるみは最小限に抑えられるはずですよ」
筋肉が多くても、脂肪が多すぎるとたるむ
筋肉量だけがお肌のたるみの要因ではありません。
たとえ筋肉量が多くても、脂肪の量もかなり多ければどうしてもお肌はたるんできます。
「脂肪怖い・・・」
「増えすぎなければどうということはない・・・のです」
適度な筋肉の上に、程よく脂肪がのっているからこそハリのあるお肌になるのです。
ハリのあるお肌を手に入れるには、しっかりと筋肉をつけていきましょう。