体幹トレーニングばかりをやりすぎるのはボディメイクには逆効果

ダイエットをしている人などが良くやってる体幹トレーニング。

体幹ばかりを鍛えすぎてしまうと、胴回りが太くなりカラダの見た目をよくするという意味では逆効果になる場合があるんです。

今回の記事では、体幹トレーニングがなぜ逆効果になる可能性があるのかを解説しつつ、後半では体幹トレーニングがどんな時に有効なのかを考えていきましょう。

体幹トレーニングとはなにか?

「まずは体幹トレーニングの定義から」

体幹とは、体の幹と書きますが、その名の通り幹の部分・・・つまり胴体を指します。

そして体幹トレーニングというと、その中でも特にウエスト周辺を鍛えるトレーニングをさすことが多いですね。

決して特殊なトレーニングではなく、いろいろなトレーニングの中で体幹を鍛えるトレーニングをそう呼んでいるだけですね。

また、インナーマッスルを鍛えるトレーニングと混同されることがありますが、体幹とインナーマッスルは一緒ではありません。

体幹トレーニングで胴体が太くなる

では体幹トレーニング、なせ逆効果になる可能性があるのか。

ダイエットやボディメイクで体幹トレーニングを中心に行っている人って、だいたい次のような目的で行っているのではないかと思います。

  1. ゴリゴリに筋肉をつけたいけど代謝を上げたい
  2. お腹周りの脂肪を落としたい

ゴリゴリのマッチョになるのは嫌だけど、代謝を上げてダイエットしたい。

あるいは、おなかの脂肪を落としてウエストのくびれをつくるために体幹だけ鍛えている。

だいたいそんなパターンですよね

じゃあ、これらの目的を達成するのにいわゆる体幹トレーニングが有効かといわれると、そこには疑問しかないですね。

詳しく説明していきます。

体幹トレーニングは胴体をがっしりさせるトレーニング

体幹トレーニングでメインで鍛える筋肉は、「腹直筋」「内・外腹斜筋」「腹横筋」「脊柱起立筋」「腸腰筋」あたり。

ほかに「広背筋」や「大胸筋」「大・中・小殿筋」「大腿四頭筋」「ハムストリングス」なども鍛えられますが、こちらはサブといった印象です。

で、筋トレというのは、鍛えた部分の筋肉が太くなりますよね。

対して、鍛えた部分の脂肪が落ちやすくなるかというと、そんなことはない。

つまり、よく鍛えている部分は他と比べて太くなりやすいということ。

そして体幹ばかりを鍛えてしまうと、ほかの部分に対してウエストの筋肉が肥大しますよね。

つまり、体幹トレーニングではウエストが太くなってしまうということなんです。

「だから体幹だけを鍛えるのは逆効果なのです」

「ウエストを細くしたいからがんばってるのに逆効果になるなんて・・・」

代謝アップ目的なら悪くはないけど・・・おすすめはしない。

次に代謝アップを期待して行う場合。

ゴリゴリになりたくないけど代謝アップしたい場合。

普通に服を着ていてゴリゴリに見えやすい筋肉って、肩や腕、胸、背中などの筋肉ですよね。

胸や背中、肩の筋肉は上半身の中では大きな筋肉なので、純粋に代謝アップを狙うならそちらもしっかりと鍛えた方がいいです。

でもやっぱり腕や肩が筋肉質な印象に近づくのは否めない。

なので、間違ったアプローチではないと思うんです。

が、おすすめしない。

なぜかというと、体幹ばかり鍛えた身体って見栄えしないから。

先ほども書いた通り、体幹トレーニングでは胴回りががっしりしてきます。

服を着ていたら鍛えてる感ないですが、脱いだ時に寸胴な印象になるんですよね。胴が太くなるから。

それよりも全身をバランスよく鍛えた方が、ウエストが細くて少し筋肉がついてるシャープなカラダに近づくんです。

胸とか背中とか脚の筋肉の方が大きいので、より代謝アップの効果が期待できますしね。

「体幹トレーニングを頑張ってる人多いけど、あんまりメリットなさそうですね」

「見栄え的にも、代謝アップの効果的にも、体幹ばかりを鍛えるのはおすすめできません」

体幹トレーニングってどんな場合におすすめなのか

「ここからは、体幹トレーニングってどういう場合におすすめなの?という話をしていこうと思います」

体幹トレーニングがおすすめなのは、スポーツのパフォーマンスアップ。

特に、体幹が弱くてパフォーマンスが伸び悩んでいる場合です。

体幹が弱いってどういうこと?

体幹の筋肉は、上半身と下半身をつなぎ安定させる役割を持っています。

体幹の筋肉が弱いと動作時にふらついたり、下半身で生み出した力をうまく下半身に伝えられなくなってしまうのです。

例えば、野球でボールを投げる動作。

投げるときって、足で地面を踏みしめて、その力を上半身に連動させて腕に伝えていくじゃないですか。

この時に上半身と下半身をつないでいるのが体幹部分です。

仮に脚の力が100あったとして、体幹の力が50しかないとしたら。

体幹が弱すぎて脚の強力な力を上半身にうまく伝えきれないんです。

この場合は体幹をしっかりと鍛えることでパ、フォーマンスアップが期待できるのではないでしょうか。

逆に体幹が強い場合には体幹トレーニングは必要ない

次に体幹の力が100あって、脚の力が50しかないパターンを考えてみましょう。

この場合、足りてないのは体幹の力ではなく脚の力。

体幹の力はすでに十分なので、鍛えるべきは脚。

体幹がすでに強い人は、体幹よりほかの部位を優先して鍛えるべきなのです。

体幹トレーニングまとめ

体幹トレーニングは、数ある筋トレ種目の中で胴回りを鍛える種目をピックアップしたもの。

特別なトレーニングではありません。

そしてボディメイクにおいては、体幹だけを集中して鍛えるメリットはほとんどないと言ってもいいです。

あなた自身のなりたい姿は、ほかの人のなりたい姿とは違います。

だからこそ、なりたい姿に合わせて適切な部位を鍛えることが重要になる。

理想のカラダをデザインするには、パッケージ化されたトレーニング法ではなく、あなた自身が考えてトレーニングを行う必要があるのです。

女装さんのボディメイクガイドがnoteになりました。