女装のための筋トレには減量と増量を分けた方がいい

今回の内容は減量期と増量期についてです。

ボディビルダーなどの本気でボディメイクを行っている人たちは、ほぼ必ず減量期と増量期を設けています。

なぜならその方が効率的に体をデザインしていけるから。

そして女装さんも、本気でボディメイクするのなら絶対に減量と増量は分けて行ったがいい!と私は思います。

なぜなら効率的だから。

今回の記事では、女装のためのボディメイクにおける減量期と増量期の目的についてご紹介していきます。

なぜ減量と増量を分けた方が効率的か

「減量増量と言われてもいまいちピンとこないと思うので、まずは減量期と増量期について簡単に説明していきますね」

増量は、体重を増やしていく時期。

反対に減量は体重を減らす時期です。

実は筋肉を増やしたり脂肪を減らしたりするには、カロリー収支が深くかかわってきます。

どれだけ筋トレを頑張っていても、アンダーカロリーの状態で筋肉を増やすことは難しいですし・・・

そしてどれだけ運動をしていても、オーバーカロリーで脂肪を減らすことはできません。

筋肉を増やすのと脂肪を減らすのを同時に行うのって、じつは難しいんです。

そのため、効率的にボディメイクを行いたい人は減量期と増量期を分けて考えるのです。

減量と増量の目的

通常のボディメイクであれば

  • 減量期→脂肪を落とす
  • 増量期→筋肉をつける

なのですが、女装のボディメイクであればここに「筋肉を落とす」という目的が加わります。

通常の減量期と増量期についてはこちらの記事(減量期と増量期)でご紹介しています。読んでおくとこの記事の理解が深まると思います。

女装子のための減量と増量をフェーズごとに分けると・・・

  • 減量期→脂肪いらない筋肉を落とす
  • 増量期→必要な部分に筋肉をつける

こんな感じになります。

減量と増量は食事で切り替える

トレーニングの内容は、減量期も増量期も同じ。

体重のコントロールは食事で行います。

特にカロリー収支を変えることで、体重を管理していくのです。

増量期の食事

増量中は基本的にオーバーカロリー。

あまり脂肪をつけたくない場合、体重維持できるカロリー量+200~300kcalが目安です。

そのほかはたんぱく質をしっかりと摂って、筋肉をつけるようにしましょう。

「オーバーカロリーにしすぎると不必要に脂肪がつきすぎてしまうので、カロリーの取りすぎには気を付けるように」

↓参考記事↓

減量期の食事

減量中の食事は基本的にアンダーカロリー。

維持レベルのカロリーよりも300~700kcal程度落とすのが目安です。

筋肉をなるべく落としたくない場合はたんぱく質をかなり多め(体重1㎏あたり2g以上)摂ります。

逆に筋肉を落としたい場合はタンパク質は少なめ(体重1㎏あたり0.8g程度)で十分です。

脂質や糖質も必要な量はちゃんと摂取します。

「減量中は栄養が不足しがちなので、野菜などをちゃんと食べるように意識してくださいね」

↓参考記事↓

狭い範囲で増量と減量を繰り返すのがおすすめ

実は増量するときに、問題点が一つあります。

増量中ってどうしても脂肪も増えてしまうんですよ。

女装さんの場合、美容的にあまり脂肪をつけすぎたくはないですよね。一時的に増えるのもいや!という方も多いと思います。

そんな時には、減量と増量の幅を狭くするのがおすすめ。

具体的には3~4㎏くらいの増減の幅で行います。

期間的には2~3か月スパンで増量と減量を切り替える感じでしょうか。

このくらいの範囲であれば、水分量の増加を考えると脂肪の増加は1~2㎏程度。

ブクブクに太ることもないのでおすすめです。

まとめ

女装男子はとにかく減量したがる人が多いですが、それだけだと不十分。

女性らしい丸みのあるヒップなど、筋肉で造形する部分については増量しつつ増やしていくべきなのです。

一時的に少し脂肪も増えますが、脂肪を落とすのは簡単ですから大丈夫です。

恐れず試してみてください!

女装さんのボディメイクガイドがnoteになりました。