LGBTってなに?「性的指向」と「性自認」の違いについて解説します。
どうも、もやし子です。
今回は最近うわさのLGBTに関して記事を書いていきます。
LGBTとは
L レズ
G ゲイ
B バイ
T トランスジェンダー
のことを指す言葉で、性的なマイノリティーを意味します。
このLGBTですが、「性的指向」と「性自認」の2つの項目で分けて考えるとわかりやすくなります。
今回は、性的指向と性自認について、詳しく解説したいと思います。
性的指向とはなにか
性的指向とは、その人がどの性別の人を好きになるのかを指す言葉です。
平たく言うと恋愛対象のことですね。
多くの場合、恋愛対象って異性ですよね。
男性なら女性を好きになるし、女性は男性を好きになる。
でもたまに、自分と同性が恋愛対象の人がいるんです。あるいはどちらの性別も愛することができるパターンもあります。
LGBTのLGBはこの性的指向について指しています。
L レズは女性のことが好きな女性
G ゲイは男性のことが好きな男性
B バイは男性女性どちらの性別も愛せる人
それ以外もいる
この性的指向ですが、LGB以外にも様々な性的指向の人がいます。
以前ツイッターでアンケートを取ったことがあります。
内容は、「あなたの恋愛対象を答えたください」というもの。
選択肢は
- 男性
- 女性
- 両方
- その他
の4つを用意しましたが、おおよそ10~20%くらいの人が「その他」を選択したのを覚えています。
世の中には男性と女性以外にも、どちらかわからない人や、どちらでもない人など様々な性別が存在しています。
それらの性別を恋愛対象にする人もいるでしょうし、異性装者じゃないと愛せない人もいるみたいです。
あるいは、恋愛対象の性別がわからないというパターンもあります。
ひとの性的指向とは、ほとんどの人が思っているよりも多様なのです。
恋愛対象と性愛対象は違う
これもややこしいんですが、恋愛対象と性愛対象・・・つまりセックスをする相手は少し違ってきます。
ぼくが知っている女装子さんで、「恋愛対象は女性だけど、セックスはどちらでもOK」みたいな方がいましたね。
これも大変興味深いことです。
性自認とは何か
性自認と言うのは、自分の性別をどう認識しているのかということです。
つまり、男性と認識しているのか、女性と認識しているのか。あるいはどちらかわからないのか。その時によって変わるのか。など。
通常では、男性の身体に男性の性自認を持ち、女性の身体に女性の性自認を持って生まれてくることが大半です。
しかし、まれに器と中身が逆になってしまう場合や、自分の存在がわからない場合があるのです。
LGBTのTはこの身体的性別と性自認が異なっている人のこと表すものです。
T トランスジェンダーとは、自分の認識している性別(性自認)と身体的な性別が逆になっている人のことを指します。
そのほかの性自認
トランスジェンダー以外にも、いろいろな性自認が存在しています。
例えば「クエスチョニング」は自分の性別がわからない状態。男なのか女なのかよくわかっていない。あるいは決めかねていたり、まだ決めたくない人のこと。
X(クロス)ジェンダーは男性でも女性でもないひとや、その時によって男性と女性の間を揺れ動いている人のこと。
このように、性別って男と女だけでなく、とても多様なんですね。
性自認と性的指向は別問題
ここまで性的指向と性自認について解説してきましたが、実はこの二つは全く別の問題です。
男性の身体で女性の心を持って生まれたAさんを例にしましょう。
Aさんは女性の心をもっているからと言って、その人の恋愛対象が男性とは限りません。女性だったり、あるいはその他の性である可能性もあります。
これは普通の女性が女性を恋愛対象にすることがあるのと同じですね。
性自認と性的指向は関係がないのです。
ということで、今回は性的指向と性自認についてでした。