筋肉でカラダを造形する
この記事では、カラダをデザインしていくための筋肉の役割について説明していきます。
変えられるもの 変えられないもの
わたしたちの身体には、自分の意志で形を変えられるものと、自分の意志では変えられないものがあります。
例えば、骨格。骨格は大人になってしまうと、自分の意志で形を変えることってできないですよね。
脚を伸ばしたいと考えても、普通の方法では無理です。
身長や頭の大きさなどは、残念ながら生まれ持った骨格で勝負するしかありません。
「じゃあどうやってカラダを変えていくの?」
「それには脂肪と筋肉をつかうのよ」
わたしたちの身体の組織で自分の意志で変えることができるもの。それは脂肪と筋肉です。
ボディデザインでは、脂肪と筋肉をいじることで、カラダの形を変えていくのです。
カラダをデザインするのは筋肉の役目
ここからが今回の記事の本題です。
筋肉と脂肪を増やしたり減らしたりすることで、カラダをデザインするというのは先ほど述べたとおりです。
そうすると、多くの人が考えるのは、脂肪を減らしたり増やしたりしてカラダの形を変えようとすること。
例えば、ウエスト周りだけ脂肪を落とそうと考えたり、太ももだけ脂肪を落としたいと考えたり。
ですが基本的に、脂肪は部分的につけたり減らしたりすることはできないとされています。
つまり食事の内容やエクササイズの内容を考えたところで、脂肪による「部分痩せ」「部分太り」はほぼ期待できないということです。
全くできないわけではないですが、あまり期待できないとぼくは考えています。
「脂肪じゃカラダのバランスを変えられないんですね」
筋肉なら部分痩せや部分太りができる
しかし、筋肉には脂肪にはできない「部分痩せ」「部分太り」ができるんです。
例えば腕のトレーニングをいくら頑張っても、脚の筋肉は発達しないですよね。
腕を鍛えたら、太くなるのは腕の筋肉だけ。
筋肉には、鍛えた部分だけが発達するという特徴があるのです。
この性質を利用すると、特定の部位だけの筋肉をつけ、特定の部位の筋肉はつけない。
あるいは、特定の部位の筋肉だけを落とす。
というように、部分ごとにカラダを造形することが可能になるんです。
「筋肉をつけることは、ただマッチョになるだけじゃないのです」
細マッチョやゴリゴリのマッチョはもちろん。
肩幅の広さの改善、細い腕を何とかしたい、セクシーなお尻と手に入れたい、程よくメリハリのあるカラダ・・・
すべて筋肉がカギになるのです。