自重トレーニングとウェイトトレーニングの違い。ボディメイクにおすすめなのは?
ひとえに筋トレと言っても、いろいろな種類がありますよね。
中でもよく話題に上がるのが、「自重トレーニング」と「ウェイトトレーニング」です。
「自重トレーニングではマッチョになれない」とか、「ウェイトトレーニングでつけた筋肉は本当の筋肉ではない」とか言う人がいますが本当でしょうか?
今回の記事では、自重トレーニングとウェイトトレーニングについてよくある誤解を解きつつ、それぞれのメリットやデメリットなどについてご紹介。後半では、ボディメイクにおすすめなのはどっちなのかについて解説していきます。
自重トレーニングとウエイトトレーニングは本質的には同じもの
まず、自重トレーニングをウェイトトレーニングが全く別のものという誤解です。
実は自重トレーニングも、ウェイトトレーニングも本質的にはあまり変わりません。
筋トレの本質は、筋肉に対して負荷をかけるということです。
自重トレーニングとウェイトトレーニングは、どちらも重力に対して抵抗することでカラダに負荷をかけるトレーニング。
重りとなるのが自分の体重なのか、鉄の塊なのかという違いがあるだけで、本質は変わらないのです。
自重トレーニングではマッチョになれないということはないですし、ウェイトトレーニングでつけた筋肉が偽物ということもないです。
そもそも偽物の筋肉って何でしょうね?
ただ、それぞれに長所や短所はあります。
ここからは、それぞれのトレーニングの特徴について詳しく説明していきます。
自重トレーニング
自重トレーニング(じじゅうとれーにんぐ)は自分のカラダの重さを負荷として使う筋トレです。
英語で言うと bodyweight trainingですね。
身体の重さで行うトレーニングです。
具体的な種目でいうと、腕立て伏せやクランチ、ウェイトを使わないスクワットなどですね。
- 自重トレーニング
- 自分の体重を負荷として行う筋トレ
自重トレーニングのメリット
まずは自重のメリットから見ていきましょう。
自重トレーニングのメリットは、なんといっても道具がいらないこと。
器具がいらないので、いつでもどこでもお金がなくても簡単に始められます。
それでいて、フォームを変えることである程度負荷を変えることができるので、段階的に強度を上げることができ、それなりのマッチョにはなれます。
もちろん自重トレーニングでも道具を使うものはありますが、なくても始めることができるのです。
自重トレーニングのデメリット
逆にデメリットは何でしょう。
やはり、負荷の調整がしにくいということですね。
ウェイトトレーニングであれば重りの重さを変えることで細かい負荷調節が可能になりますが、自重の場合はそうはいきません。
また、自分の体重以上の負荷をかけられないため、より筋肉を発達させるには何らかのウェイトを使う必要があります。つまり自重だけでは限界があるということ。
ウェイトトレーニング
ウェイトトレーニング、ダンベルやバーベルなどの自分の身体以外の重りを負荷として使う筋トレです。
マシンを使った種目ももちろんウェイトトレーニングです。
具体的には、ベンチプレスやベントオーバーロウ、アームカールなどがあげられます。
- ウェイトトレーニング
- ダンベルやバーベル、マシンなど、自分の体重以外の重りを負荷として行う筋トレ
ウェイトトレーニングのメリット
ウェイトトレーニングのメリットは、なんといっても負荷の調整がしやすいこと。
重りを変えるだけでかなり細かく重量を変えることができるので、自分の実力に合わせて適切な重量でトレーニングすることができるのです。
また、バーベルを使えば400㎏を超える重量でスクワットをすることもできますし、ダンベルも90㎏を超えるようなものがあります。
どれだけ筋肉量が増えたとしても、重さがたりなくなることがないのもウェイトトレーニングのメリットです。
さらにウェイトトレーニングは種目のバリエーションがすごいです。
自重では鍛えにくいとこも十分に鍛えることができ、全身くまなく筋肥大させられるのです。
ウェイトトレーニングのデメリット
今度はデメリットについて見ていきましょう。
ウェイトトレーニングのデメリットは、できる場所が限られていて、なおかつお金がかかるということ。
ジムに通うなら会費が、自宅でやるなら器具を高購入する必要があります。
またジムに通う場合は、施設によって機材の質が大きく変わります。
場所によっては、思ったようなトレーニングができないなんてことも・・・。
ボディメイクにはウェイトトレーニングがおすすめ
ここからが肝心な話で、これからカラダをデザインしていくのなら、ぼくはウェイトトレーニングをお勧めします。
なぜなら自重トレーニングよりも効率的にカラダを変えることができるから。
自重でもそれなりにマッチョになることはできるんですが、どうしても効率はウェイトトレーニングよりも落ちます。
筋肥大のために重要なのは、自分の力にあった重量を選択すること。
自重でも負荷を変えることはできますが、ウェイトトレーニングほど細かい調整はできません。
また部位についても、ウェイトトレーニングの方が細かく鍛え分けることが可能です。
自重トレーニングでは、自分の身体を負荷にする以上、どうしても鍛えにくい部位が出てきてしまします。
その点、ウェイトトレーニングなら全身どの部位も問題なく鍛えることができます。
もしも金銭的に余裕があって、ちかくにジムがあるのなら、可能な限りウェイトトレーニングを行うことを推奨します。