美容体重の落とし穴!理想のカラダを目指すためのダイエットの目標の立て方とは
「姫様!今日インターネットで美容体重っていうのを見かけたんです」
「美容体重?」
美容体重
一般的に健康といわれている標準体重とは違って、理想とされる見た目(ルックス)を重視した体重のこと。
身近にいる細身でスタイル抜群! といわれているような女の子は、だいたいこの体重を実現しているといっていいでしょう。
@cosmeダイエットから引用
「この体重になると美しく見えるって聞いたから、私も美容体重を目指そうかなって思うんです!」
「いそろくちゃんはダイエットしたいんだもんね。でもちょっと待ってね。理想の体重=理想の体型じゃないの。だからよく考えずに体重を目標にすると、自分の思っていたのと違った結果になることがあるわ」
「えっ!?そうなんですか!?」
「そうなの。今回は体重を目標にすることの落とし穴や正しい目標の立て方を教えるね」
体重は体型を表さない
美容体重とかシンデレラ体重とか、そういうのってSNSとかでよく話題になってますよね。
「体重を落とせばスタイルがよくなる」
そんな風に信じ込んでる人は多いですが、実はそれ、間違った認識です。
どういうことか。
体重の違う2人の人がいたとして、この2人は脂肪の重さだけが違うわけじゃないですよね?
体重には骨の重さ、筋肉、脂肪、内臓、水分などの重さが影響します。
美容体重は、当然これらの骨や筋肉、水分などの要素は考慮されていません。
仮に理想のあの人が美容体重だからと言って、あの人とあなたは骨格も違えば筋肉量も違うの。
だから同じ体重になっても、見た目は全然違って当然。
これが、美容体重を目指すことの落とし穴なんですよね。
筋肉は脂肪よりも重い
例えば筋肉と脂肪なら、筋肉の方が比重が重いです。
これはつまり、同じ体積なら筋肉の方が重いということ。
もし美容体重になったとしても、筋肉が少なく脂肪が多い状態なら・・・?
体重が落ちたとしても、身体はなんだかぶよぶよしていて思ったのとちがう!!・・・なんてことなっちゃうんですよね。
つまり、体重=体型ではないんです。
もちろん、体重=美しさでもない。
理想の体重は理想の体型を表さないということなんです。
何のためのダイエット?
では理想のカラダを目指すために何を目標にすればいいのか。
それにはまず、何のためのダイエットかを考えてみましょう。
体重を落とすため・・・ではないですよね?
ほとんどの方が、「美しくなりたい」、「可愛くなりたい」と思ってダイエットを始めるでしょう。
男性であれば、「かっこいくなりたいから」とかだいたいそんな感じ。
そもそも体重なんて言わなきゃわかんないですからね。
そんなものよりも見た目に美しくなることの方が大事なんです。
そしてさらにその先を突き詰めると・・・
「可愛くなって彼に褒めてほしい」とか「モテたい」とか「カラダだけでもましな見た目になって童貞を卒業したい」とかそんな欲望が・・・。
まあそもそもほとんどの童貞は鍛えた身体を見せる段階にたどり着けないから童貞なのであって、カラダ鍛える前にまず女性と仲良くなる方法を考える必要があるんですが。
目標はビジュアルで立てる
ということで、ダイエットの目的は”見た目の改善”にあるわけです。
さらに言えば、”自分の思う理想のカラダ”を創るためにです。
そのために何を目標にするのか
そう、見た目です。
目標はビジュアルで立てるんです。
理想のあの人のカラダ。
一人や二人はいますよね?
こんな体になりたいっていう理想の人。
もしいないのなら、まずはそれを探した方がいいです。
ダイエットで目指す見た目は、旅行でいうところの目的地です。
旅行に行くとき、行き先を決めないままとりあえず乗れる飛行機に飛び乗ったりしないですよね?
そんなのもうどこに行くのかわかったもんじゃない。
行った先で何をするのか、どこのホテルに泊まるのかとか何にも決まらない行き当たりばったりになっちゃいます。
まあ旅行ならそれでも楽しいかもしれませんが、ダイエットは何らかの目的があってやるものなので、行き先決まってないと困るわけです。
どのくらい脂肪を落とすべきか、どこにどのくらい筋肉をつけるべきか。
そういうことが決まってないと、何をするのかが見えてこない。
モテたいならモテるカラダを。
彼に褒められたいなら彼の好きなカラダに。
そして、自分に自信をつけたいなら自分のなりたいカラダに。
なりたい姿によって、やるべきことは全く違う。
だから、見た目で目標を立てることが大事なんです。
体重は進捗管理のための指標
だからと言って、体重をまったく気にしなくていいわけでもないです。
理想と比べて脂肪が多い!となったら脂肪を減らす必要がありますからね。
どのくらい脂肪が落ちたのかを管理するために、体重を利用します。
脂肪を落とそうと思ったら、当然体重を落とすしかないので・・・。
ただし体重はあくまでも進捗管理のための指標ということを忘れないでください。
美容体重も目安には使える
あと、とりあえず美容体重くらいまで落としてみるのはありですね。
そこまで落としてみて、自分のカラダが理想と比べてどうか。
平均的な筋肉量であれば、ごつごつすぎない程度に絞れてくると思うので、目安にはなります。
ちなみにいわゆるシンデレラ体重まで行ってしまうと、かなりつらい減量を行う必要があるので本当におすすめしません。
まとめ
・体重=見た目ではない。理想のあの人と同じ身長体重でも、見た目は違って当たり前。
・必要なのは「こんな見た目になりたい」というビジュアルの目標を立てること。
・理想の姿から、どれだけ脂肪を落として、どこにどれだけ筋肉をつけるのかを考える。