ダイエット中の体重の落ち方。停滞期の見破り方。
「姫様聞いてください!ちゃんと食事管理も筋トレもやってるのにもう1週間以上も体重が変わらないんです…。食事をもっと減らした方がいいでしょうか…」
「うーん、ちゃんと食事管理できてるなら、カロリーを減らすのはまだちょっと早いかもしれないわね」
「停滞してるのに食事を減らしちゃダメなんですか?」
「ダイエット中って、独特な体重の変化をするの。食事を変えるのはその変化を見極めてからね」
ダイエットを始めたら一気に体重が落ちる
ダイエットを始めると、ほとんどの場合、数日~1週間程度で一気に1~2kg体重が落ちます。
食事を変えずに運動量を増やすだけの場合はあまりおきませんが、食事からの摂取カロリーを減らした場合には落ちやすいです。
極端な食事制限をすれば、1週間で3キロくらい普通に落ちますね。
「3日で2キロ落ちた~」などと喜んでいる方もいますがそれはただのぬか喜びです。
体重が落ちた分脂肪が落ちているのかというと、そうではないのです。
体重の変化は脂肪だけで決まるものではなく、筋肉、グリコーゲン(糖質)、水分、宿便などの影響を受けます。
ダイエットを始めた直後に一気に体重が落ちるのは、この中でグリコーゲンと水分の影響がほとんど。
まず食事を減らすと体内のグリコーゲン量が一気に減ります。
で、このグリコーゲンは1g当たり3~4gの水と結合しているので、300gのグリコーゲンを消費すると水分と合わせて1.5㎏くらい体重が落ちるんです。
これが、減量開始直後に急激に体重が落ちるメカニズムです。
あとは宿便ですね。
ぼくはこれをダイエットの初期ボーナスと呼んでいます。
急激な体重減少が収まってからが、ダイエットの本当のスタートです。
体重はプチ停滞を繰り返しながら落ちる
初期ボーナスタイムが終了したら、本来の体重の落ち方になるわけですが…
実は体重は、直線的に落ちていくわけではありません。
上記の図のように、ダイエット中は停滞する時期と体重が落ちる時期を繰り返しながら落ちることが多いです。
おおむね1週間~2週間くらいのスパンになりますね。
(女性の場合はここに生理周期も加わるのでもう少し複雑になってきます。)
なので2週間くらいまでの停滞なら、そのまま様子見で大丈夫です。
逆に停滞が2週間以上続く場合は、ダイエットの原則であるアンダーカロリーの状態にできていない可能性が高いです。
減量が進むと徐々に消費カロリーが減ってくるので、同じ内容の食事やトレーニングでも体重は落ちにくくなるんですよね。
なので2週間以上停滞する場合は、運動量を増やす、食事の量を減らす、食事内容を見直す、食事のとり方を見直すなどの対策を取った方がよいですね。
まとめ
・体重の変化は脂肪以外にも、筋肉、水分、宿便などの影響を受ける
・ダイエット開始直後の襲撃な体重変化は水分量の変化によるもの
・ダイエット中は、1~2週間周期のプチ停滞を繰り返しながら体重が落ちる