女装パーソナルトレーナーが教える 男性と女性の筋肉の付き方の違い
女装子のためのボディメイク第3弾
今回のテーマは男女の筋肉の付き方の違いです。
「これまで骨格、脂肪とみてきて今回は筋肉です。これで男女のカラダの違いは最後になります」
筋肉には、これまで見てきた脂肪と骨格とは大きな違いが1点存在しています。
それは、後天的にバランスを変えることができるということ。
骨格は大人になってから変えることはできませんよね。
脂肪もどの部位につくのかは、基本的に遺伝で決まります。
でも筋肉だけは、どんな生活をしているかでつく部位が大きく変わるんです。
今回は、そういった個人差を考慮しないで男性と女性の全体的な傾向をチェックしていきましょう
男性の方が全体的に筋肉量が多い
当たり前なんですが男性と女性では、男性の方が筋肉量が多いです。
これは、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌量の差によるものです。
テストステロンは筋肉の発達に大きくかかわるホルモン。
男性では女性よりも15~20倍のテストステロンが分泌されており、これが筋肉量の差として現れます。
男性は上半身に筋肉が多く、女性は下半身に多い
で、筋肉量の差に関しては、上半身と下半身で分けるとよりわかりやすくなります。
- 上半身の筋肉は男性女性よりが1.5~2倍多い
- 下半身の筋肉は男性が女性より1.2~1.5倍多い
下半身以上に、上半身の差が大きいんです。
(ちなみにこの数値は男女の筋力差からの推測です。筋肉量の男女差に関する信頼できるデータがなかったので)
つまり
男性=上半身の筋肉が多いが、下半身は女性とそれほど変わらない
女性=上半身の筋肉が少ないが、下半身は男性に近い筋肉量
ということが言えます。
筋肉の付き方は、筋肉の付きやすさでもある
男性は上半身に筋肉がつきやすい傾向は、これから筋肉をつける時にも言えることです。
女性って結構頑張っても、上半身ってなかなか筋肉つかないんですよ。
ベンチプレス頑張っても重さ伸びないから嫌いっていう女子が多いのはこのため。
でも男性は女性よりも簡単に上半身の筋肉がついちゃうんですよね。
上半身の筋肉がつくと、残念ながら女性らしいカラダからは遠ざかります。
可愛い服は似合わないわ、レディースのジャケットは着れないわと、いろいろ不都合もある。
ボディメイクを行う上で筋トレは必須ですが、男性は女性よりも上半身に筋肉つきやすいんだということを念頭に置いて行う必要があるんです。
筋肉は個人差が大きい
最初にも言ったんですが、筋肉は後天的につける部位を変えることができます。
なので今見てきた傾向と同じくらいかそれ以上に、個人差が大きくなります。
特にこれまで部活にハードに筋トレしてきたとか、何らかのスポーツをやってきた方。
そういう方は、そのスポーツ特有の体つきになっている可能性が高い。
そういう場合は男女の傾向以上に、まずは今の自分を冷静に分析しないといけません。
まとめ
それでは本日のまとめです。
- 男性は女性よりも全体的に筋肉量が多い
- 男性は上半身の筋肉がつきやすく、下半身は女性との差が少ない
- 女性は下半身の筋肉は男性と大きな差がないが、上半身の筋肉量が目に見えて少ない
- 筋肉量は、男女差以上に個人差を考慮する必要がある