女装パーソナルトレーナーが教える 男性と女性の脂肪の付き方の違い
女装子のためのボディメイク第3弾。
今回のテーマは男性と女性の脂肪の付き方の違いです。
「男性と女性では、身体のラインが大きく違いますよね。
このボディラインの違いの大きな要因の一つが脂肪の付き方の違いです。
今回は、男性と女性それぞれどんな脂肪の付き方になるのかを見ていきましょう」
内臓脂肪と皮下脂肪
まず脂肪には、内臓脂肪と皮下脂肪があります。
内臓脂肪は内臓周辺に集中的につく脂肪。
中年男性の代名詞みたいなおなかのアレです。
皮下脂肪は、皮膚の下に全体的に分布する脂肪です。
全体的に分布はしますが、関節付近は他の部分と比べると皮下脂肪は薄くなっています。
これは動きの邪魔をしないためだと思われます。
男女の違いでいうと
男性は内臓脂肪がつきやすく、女性は皮下脂肪がつきやすい傾向にあります。
で、女性らしいカラダのラインはこの皮下脂肪の付き方から生まれます。
女性に特徴的な皮下脂肪の付き方
ということで、女性らしいカラダを作るために重要になるのは皮下脂肪です。
基本的に皮下脂肪がつきやすい部分は、男性も女性もおおむね同じ。
ただ、女性の方が特定の部分でより脂肪がつきやすくなっているんですよね。
それが女性の女性らしいボディラインを形作っています。
画像はフレデリック・ドラヴィエ著「美しいボディラインを作る 女性のための筋力トレーニング解剖学」を参考に、もえきゅんわーくあうとでまとめたものです。
ピンクと黄色で色付けしてある部分が、女性の脂肪がつきやすい部位。
中でもピンクの部分が女性らしい体つきのポイントになる部分です。
具体的には
- 胸の脂肪
- お尻から腰、太ももの脂肪
の2点です。
胸の脂肪
胸は言わずもがなですよね。
豊かにふくらんだ乳房があるのは女性のみです。
ただ、女性でも小さい方はいるので、必ずしも胸があるから女性らしいということもないです。
そして、乳房はボディメイクでどうこうできる部位でないです。
パッドで寄せたり、バンドつかったり、偽乳使ったり、手術するなどして対応するしかない部分ですね。
「どうでもいいんだけど、ぼくが好きになる女の子ってだいたい小さいんだよね。巨乳好きのはずなんだけどなぜ・・・」
「知らないのですそんなこと」
腰、臀部、太ももの脂肪
豊かな曲線を描いた腰のラインは、女性の特徴ですよね。
この腰のラインを形成する一番大きな要因が、皮下脂肪です。
女性は腰の上から臀部、脚の外側や内側に男性よりもより多くの脂肪がつきます。
実は極限まで脂肪をそぎ落とした女性のボディビルダーは、男性とそこまで変わらないくらい腰の幅が狭くなります。
正直言うと、限界まで絞るとぱっと見で男女の腰幅の違いが判らないくらいです。
そのくらい、脂肪の付き方がボディラインに与える影響は大きいのです。
脂肪がつく部位はコントロールできない
ここまで見てきて気になること。それは男性も女性のように腰や臀部、胸に集中的に脂肪をつけることができるかどうかですよね。
これについては残念ながら「できない」というのがぼくの意見です。
脂肪がつく部位は、基本的に遺伝子で決められています。
食べたものやエクササイズのやり方などでつく部位を変えることは、ほぼできないと言っていい。
部分痩せ、部分太りと言うのは基本的には期待できないと思ってもらって構いません。
脂肪でカラダはデザインできないということです。
カラダをデザインするのは、次の記事で紹介する筋肉の役割です。
まとめ
では、本日のまとめといきましょう。
- 脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪がある
- 男性は内臓脂肪がつきやすい
- 女性は皮下脂肪が全体的に男性よりもつきやすい
- 女性は特に胸と腰、臀部、太ももに脂肪が多くつく