マシントレーニングとフリーウェイトトレーニングのメリットデメリット
マシンでのトレーニングとフリーウェイト、どっちがいいの?と言うのはよく聞く質問です。
今回の記事では、前半でマシンとフリーウェイトそれぞれのメリットをまとめたうえで、後半では
そもそも筋トレってなに?
「筋トレには人生の大切なことのすべてがつまっているのです・・・」
いいえ、筋トレは筋肉に対して負荷をかけることで刺激を与え、筋肉を発達させるためのトレーニングです。
レジスタンストレーニングとも言います。
具体的な筋トレの効果は3つ。筋力の向上、筋持久力の向上、筋肥大です。
カラダをデザインするためには、筋肉を大きくしてからだの見た目を変えていく必要があります。
なのでいかに筋肥大させるかにポイントを絞って、話を進めていきましょう。
今回の記事では、「マシン」によるトレーニングと「フリーウェイト」トレーニングに分けてそれぞれのメリットやデメリットを紹介します。
また、記事の後半ではカラダをデザインするためにどういった使い分けをしていくのかを解説しますね。
フリーウェイトトレーニング
「まずはフリーウェイトから説明していきますね」
フリーウェイトってなに?
フリーウェイトとは、ダンベルやバーベルなどを使って行うウェイトトレーニングです。
ダンベルやバーベルは動かすときの軌道が固定されてなくて、自由に振り回すことができます。
動かす軌道が自由(フリー)なので、フリーウェイトと呼びます。たぶん。
フリーウェイトのメリット
フリーウェイト種目の特徴は、いろんな筋肉を一度に鍛えることができるということ。
例えばダンベルでベンチプレスを行う場合、きどうが固定されていないので、結構プルプルして安定させるのが難しかったりします。
この時にダンベルの軌道を安定させるために、メインの筋肉以外にも様々な筋肉を使います。
このように、多くの筋肉を一度に使うことで、短時間で多くの筋肉を効率的に鍛えることができるのです。
当然、多くの筋肉に負荷がかかるので、消費するカロリーも多くなります。
ダイエットにも、フリーウェイトの方が有利ということですね。
フリーウェイトのデメリット
反対にデメリットは、マシンと比べると難易度が高いことが挙げられます。
きどうが固定されていないため、鍛えたい筋肉以外に負荷が逃げてしまうことも多い。
目羅ったところにピンポイントで効かせるには、ある程度の熟練度が必要になってきます。
また、けがのリスクもマシンよりも多いです。
軌道が固定されていないので、ダンベルを落としてしまったり、重りを上げきれずにつぶれてしまった場合にはそれなりのリスクが伴います。
マシン
「次はマシンでのトレーニングを見ていきましょう」
専門的ないろいろなマシンを使うトレーニングです。
これはもう、本当にいろんな器具があります。
マシントレーニングのメリット
マシンはフリーウェイトと違って基本的に動かせる軌道が固定されていて、重りを安定させる必要がないです。
なのでトレーニングに慣れていない初心者でも、効かせたい筋肉に集中して負荷を与えることができます。
効かせたいところ以外には負荷を入れたくないんだ!みたいな人はマシンメインで行うのがよいですね。
また、重りを落としてしまうことがないので、安全にトレーニングすることができます。
マシントレーニングのデメリット
マシンの一番のデメリットは、対象の筋肉以外を鍛えられないということです。
狙った筋肉以外をほとんど使わないので、全身を鍛えるにはどうしても種目数が増えてしまいます。
また、軌道が一定のため、筋肉が負荷に慣れてしまいやすいのもデメリットです。
筋肉は刺激に適応して太くなるので、負荷に慣れてしまうと筋肥大しにくくなるのです。
ボディメイクにはどんな筋トレがおすすめ?
「カラダをデザインするためにおすすめのトレーニングの組み合わせは?」
ボディデザインにおいて重要なのは、いかに効率的に筋肥大させていくかということです。
その点から考えると、最もおすすめなのはフリーウェイトを中心にしながらマシンで補助的に鍛えていくというパターン。
特にこれまでトレーニングをしてこなかった人は、全体的に筋肉量が少ないです。
そのため仮に体脂肪を減らしたとしても、あまりメリハリのあるカラダにはなりません。
まずはある程度自分の思うような筋肉量まで増やしていく必要があるのです。
そのためには、短期間で効率的に筋肉量を増やせるフリーウェイトを中心に持ってくるのがおすすめ。
ただ、フリーウェイトだけでは効かせにくかったりもするので、補助的にマシンを使ってより追い込んでいくといいですね。
余計な筋肉を増やしたくない場合はマシンメインで
ただし、中には鍛えたい部位以外はとにかく筋肉を増やしたくないみたいな人もいると思います。
そういう方は、細かく鍛え分けできるマシンを中心に持ってくるのがおすすめ。
フリーウェイトだとどうしても鍛えたいところ以外も一緒に鍛えてしまいますが、マシンなら狙ったところをかなりピンポイントで刺激できます。