【ダイエットの進捗管理】体脂肪率は計る必要なし。実はあまり意味のない体組成計。

ダイエットやボディメイクのための日々の体組成の管理に、体組成計を使う人って多いですよね。

でも実は、体組成計って誤差が大きくあまりあてにならないのって知ってました?

もし、ダイエットの進捗管理に今から買おうか迷っているとしたら、悪いことは言いません。やめておきましょう。

高価な体組成計はお金の無駄です。

今回は、体組成計をお勧めしない理由についてまとめていきます。

体脂肪計は必要ない?

ダイエットの進捗管理に体脂肪率を使う人は多いですが…ぼくはまったく使う必要はないと思っています。

というか、本格的にボディメイクを始めてから一度も体脂肪率を計ったことないですね…

 

「ええ…でも体脂肪率って大事なんじゃ…」

「確かに体脂肪率は大事よ。

からだの絞り具合は体脂肪率で変わってきますからね」

 

じゃあなんで体脂肪率計る必要ないの?というと…

理由は単純で、「市販の体組成計は誤差が大きくてあまりあてにならない」のと「体組成計の体脂肪率の変化は体重の変化とほぼ比例している」からです。

 

体組成計の仕組み

体脂肪率を計るとき、ほとんどの人は体組成計(体脂肪計)を使いますよね。

そしてほとんどの体組成計は、生体電気インピーダンス法という計測方法を用いて体脂肪率を測定しています。

これは身体にとても弱い電流を流して体組成を推定するもの。

筋肉は多く電気を通しますが、脂肪はほとんど電気を通さない。

生体電気インピーダンス法はこの特性を利用して、体脂肪率を割り出すしくみです。

また、体組成計は電流の流れ方のみを参考にしているわけではなく、身長や体重の統計データも参照して体脂肪率を推定しているみたいです。

 

つまり、体組成計の体脂肪率は、あくまでも推定値。実際の体脂肪率ではないということです。

 

実際にメーカーによっても、同じタイミングで計って数%差が出るらしいですし(たしかオムロンとタニタで3%くらい違うって誰かが言ってました)

体内の水分量などによっても簡単に数%変わります。(朝と夜で3%くらい違ったりしますね。体重50㎏なら体脂肪1.5キロに相当します、1日でそんなに脂肪が増減することはまずあり得ません。)

 

さらに筋肉量の多い人だと、体脂肪率も高く表示される傾向にあります。

ボディビルダークラスになると10%を超える誤差が出るみたいですよ。

まあ、これは極端なデータですが。

でも筋肉量が増えれば増えるほど体脂肪率は高く表示されるようになると覚えておいてください。

 

これらの傾向は、おそらくインボディなどの高精度な体組成計でも言えることです。

ジムにある高額な体組成計は、もちろん家庭用よりもはるかに精度は高いと思います。

が、あくまでも推定値だということを知っておきましょう。

 

体脂肪計の正しい使い方

だからと言って、体組成計が無能というわけでもないです。

「あくまでも推定値」「水分量などで差が出る」「筋肉量が増えると体脂肪率が高くなる」といった前提条件を踏まえて使えばダイエットの進捗管理に使えます。

体組成計の数値はあくまでも実際の体脂肪率ではないですが、ダイエット中に同じ条件で計れば体脂肪が落ちていることは確認できるからです。

 

なるべく誤差を減らして体組成計を使うポイントを紹介しておきますね。

 

同じ時間帯に使用する

体組成計は水分量などによって誤差が出ます。

なのでその誤差を最小に抑えるにはなるべく同じ条件で計る必要があります。

  • 寝起き一番
  • 寝る前

などタイミングを固定して使うのが現実的。

 

数%の変化は誤差

体組成計って、1日で1~3%くらい平気で差がでますよね。

で、これを実際の体脂肪量に置き換えるとどうなるか。

体重50㎏の人の1%が500gです。

 

1日で500グラムも体脂肪が増えたり減ったりすると思います?

あり得ない無いですそんなこと。

ぼくは昔、26時間で460km自転車乗ったことあるんすけど、その時の推定消費カロリーが1万kcal。途中でかなりのエネルギーを補給しないとペダルを回せなくなるので、その時でも脂肪は500gも使われてないはずです。

 

1日で脂肪500g落とすって、現実的に不可能かと思います。

 

なので日ごと細かいの変化を気にしないこと。

数日、あるいは週単位の平均値を出して傾向を見るとよいです。

もちろん、これは体重にも同じことが言えます。

 

それでも体脂肪率はモチベーションになる

体脂肪率を計る最大の意味ってここかもしれません。

さっきまで論理的に体脂肪率を計る無意味さを説いてきましたが・・・

そうはいっても、体脂肪率の数値が減っていくのを見るのは気分がいいものです。

気分がいいことは人間続けたくなるので、そういうモチベーションのために計るのは悪くないですね。

 

まとめ

・体脂肪率はあくまでも推定値。実際の体脂肪率ではない。

・筋肉量の多い人は、体脂肪率が高く出る

・誤差を理解すれば、進捗管理には使える

・といっても、これから買うなら特に高い体組成計(体脂肪計)は必要ない。

 

ダイエットの進捗を管理する方法はこちらの記事で紹介しています。

【ダイエットの進捗管理】ダイエットの記録の取り方

 

女装さんのボディメイクガイドがnoteになりました。

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